各地で梅雨明けが宣言され始め、本格的な夏の到来です。
夏休みやお盆休みの予定はいかがでしょうか?
キャンプに出かける方も多いと思いますが、キャンプは昼だけのものではありません。
夜には夜の楽しみ方があります。
今回は空一面に広がる星を体いっぱいに感じる
『天体観測』を紹介したいと思います!
天体観測とは
いわずと知れた星を見るアレです。
空を見上げるだけと言ってしまえばそれまでですが、疲れきった現代人にとっては心休まる大事なひと時です。
見渡す限り大パノラマの星空。
カップルなら思わずプロポーズしてしまいそうなシチュエーション、子供にとっては一生記憶に残る思い出になることでしょう。
必要な物
天体観測を楽しむ為にまずは準備を整えましょう。
・防寒着
夏と言っても夜は冷え込むこともあります。
体調を崩してはせっかくの天体観測も楽しめなくなるので油断せずしっかり冷え対策はしましょう。
・懐中電灯
星がきれいに見える場所は、逆に言えばその他の光が少ない場所なので、足元を照らす懐中電灯は必須アイテム。
ただし、そのまま使うと暗闇に慣れた目には眩しいので赤いフィルムを貼って使うようにしましょう。
・星座早見盤
外側の目盛りを合わせるだけでその日の星空を再現できる優れもの。
様々な星座や星を見つけながら楽しむ事ができます。
最近はスマホのアプリでも星座早見盤があるようですが、懐中電灯と同じ理由で、スマホの画面を見ると眩しく感じる事があるので、できればちゃんとした星座早見盤を使う事をオススメします。
・方位磁石
星座早見盤と合わせて使えば、目的の星を見つけやすくなります。
・レジャーシート
ずっと上を向いているとさすがに疲れてしまいます。
そんな時はシートを広げて寝転んで見上げましょう。
大の字になって満天の星空を見渡せばイヤな事なんか吹っ飛びますよ。
これだけあれば十分楽しめます。
もっと遠くの星を見てみたいという人は+αの道具を持っていきましょう。
・双眼鏡
肉眼で見るより遠くの星はもちろん、星雲や星団などの小さな星が集まった様子を見ることもできるので、迫力のある光景が楽しめます。
倍率は7〜10倍のものがブレも少なく使いやすいです。
天の川などは肉眼と双眼鏡の両方で楽しむと良いかもしれませんね。
・望遠鏡
これがあれば月のクレーターだって丸見えです。
子供の自由研究にもオススメではないでしょうか。
望遠鏡には大きく分けて2種類あり、扱いやすくメンテナンスが不要で、初心者にオススメの
「屈折式天体望遠鏡」と別売りのレンズを取り付け倍率を調整できる中、上級者向けの
「反射式天体望遠鏡」があります。
価格は15,000円〜と意外とお手頃価格で購入できます。
天体観測の楽しみ方
準備ができたら次に場所決めです。
天体観測には山の頂上や小高い丘、開けた場所、街など光の多い場所から離れている所が適しています。
またタイミングとしてはなるべく月明かりのない新月周りがオススメ。
街の明かりはもちろん、月明かりでも光は天体観測の天敵、しっかりと月の周期をチェックして計画を立てましょう。
初めてで不安という方は天文台を利用するのもアリです。
関西なら
「和歌山県 みさと天文台」や
みさと天文台HP
「兵庫県 アルビレオ天文台」などがあります。
アルビレオ天文台HP
中でも
「兵庫県 西はりま天文台公園」は口径2メートルの
なゆた望遠鏡があり、施設内に宿泊しながら深夜の天体観測が楽しめる全国でも屈指のオススメスポットです。
西はりま天文台公園HP
いかがでしたか?
肉眼でも十分楽しめる上に、費用もそれほどかかりません。
懐中電灯、星座早見盤、方位磁石だけなら合わせても3,000円かからないぐらい。
手軽に始められて、日にちや天気よって見え方も違うので何度でも楽しむ事ができるコスパも良いアウトドア「天体観測」。
ぜひこの夏に始めてみてはいかがでしょうか。