今回は最近よく目にする玩具のブロックを組み立って遊ぶ
「レゴ」に関してリサーチしてみました。最初に書いたのが私のレゴの認識なのですが、調べていくと奥深く、アートで大人も楽しめる玩具だと言う事がわかりました。
まず歴史から紐とくと、始まりはデンマークの小さな木工所で創業は1916年。創業者の
オーレ・キアク・クリスチャンセンは火事や世界恐慌で苦戦する中、縮小模型を考案。
息子のゴッド・フレッドも一緒に仕事し始め、1934年社名を
「Leg Godt」デンマーク語で“よく遊べ”に改名。ラテン語では「組み立てる」の意味もあります。最初に取り組んだのはプラスチック製のブロックの製造・発売。ただ売上は不振で試行錯誤の末、ブロックに改良を加え徐々に業績が上がってきます。1961年頃から新しい部品としてタイヤが登場して自動車などの乗り物も登場。少しづつ売上も上向きに!!
1966年には大成功したシリーズの一つ
「トレインシステム」を発売。
ここから一気に躍進が始まり、1968年にはレゴランドが開園、全てレゴブロックで作られた町は精巧な縮小模型のドリームランド。
現在の広さは45エーカー(東京ドームの約4倍)。遊園施設もあるが、見所は6500万のレゴパーツで作られた
「ミニランド」。
2017年4月には日本(名古屋)にもレゴランドが開園。やはり見所は「ミニランド」で日本の観光地(金閣寺・姫路城・スカイツリーなど)や渋谷スクランブル交差点が忠実に再現されています。
※余談ですが、施設は良いのですが料金が高い(大人6900円・子供5300円)のが残念。
家族経営で始まったレゴ社も1970年には従業員900人を超え、ドールハウスや可動人形なども手がけるようになります。拡大と縮小を繰り返しながら1999年には映画「スター・ウォーズ」のレゴが大ヒットし、シリーズ化されています。その他のシリーズも含めると年間400以上も開発されています。対象年齢も4〜99歳までとなっており、幅広い層に支持されている証拠です。
現在は多岐にわたるシリーズがあり、独自の世界観を作りあげ、世界中に愛好者がいます。
レゴのスペシャリストと言えば世界に数人しかいないレゴ職人
「マスター・ビルダー」。仕事内容はレゴランドの専属レゴ職人で各施設に1名。2015年には世界初の女性レゴ職人が大阪で誕生。幼い頃からレゴブロックが好きで大阪大学時代はレゴ部を立ち上げた
「中山かんな」さん。設計図なしに自由自在に組み立てられるレゴは無限のパズル!!
2014年には
「LEGOムービー」が誕生し、レゴブロックを基にした独特な世界観が動画として配信された。レゴパーツで再現されたムービーは限定的な条件化で作られているが、見事な表現が大人も満足する作品に仕上がっています。
プラスチック製ブロックで世界を制したLEGO(レゴ)。シンプルな素材は無限の可能性を秘めていた。固定概念にとらわれず、あらゆる分野に挑戦し続け、独自の世界観を作り上げています。これからも目が離せないレゴに注目しつつ、私もオリジナルレゴを制作したいと思っています。