「仕事=遊び」これがスタッフのテーマだ!!
有限会社インライフは、DTP・WEBデザインを中心にクリエイティブな仕事制作会社として2006年4月に立ち上げた会社である。
天王寺区の上本町にあるオフィスビルはエントランスをくぐると吹き抜けに光が差し込みまるでモダンでレトロな美術館を思わせる佇まいだ。デスクには仕切りがなく、白で統一されたオフィスはまるでカフェのようでもある。もちろんより有効にスペースを活用する為という部分もあるにはあるが、隔てなく日ごろから交わされる会話の中から生まれたアイデアが、実際に企画やデザインに反映されることもしばしばあり、コミュニケーションを大事にする社の側面をも担っている。
「職場環境を重視すべきである」という方針にのっとり、アイデアやマーケティングに裏打ちされた企画力で独自のルートを切り開いてきたインライフ。むやみに手を広げようとするのではなく、明確な目的とコンセプトを掲げ、2006年8月に自社サイト「インライフ」を立ち上げ、30代の男性をターゲットにライフスタイルに密着した様々なカルチャーを「インライフ」からの視点で紹介し、ワンランク上を目指す大人の男の為のサイトをコンセプトに展開してきた。現在は仕事終わりの楽しみ方をはじめ、より充実した休日の過ごし方や話題のカルチャースクールなどを中心に情報を発信中。
環境作りからはじめるオフィスのあり方
デスクワークを行なう人々は、一日の半分以上をオフィス内で過ごすといっても過言ではないだろう。長く過ごす空間であるからこそ、快適に過ごしたいと思うのは必然だ。しかし日本の人口や土地事情から考えて、広々とした空間を求める事は出来ない。限られたスペースを効率的に利用でき、より快適に過ごせる空間とはどういったものか? もちろん理想は十人十色であり答えは一つとは限らないが、お互いが意見を交わし、より良い空間へと変化を生みだすことで、時間とともにそれはオフィスの“個性”となり、いつものビジネスにスパイスとなって相乗効果を与えてくれるだろう。
自由な空間から生まれる発想とフレキシブルな考え
なぜオフィスにビリヤード台があるのか?
デザインや編集の仕事は、常に明確な締め切りに追われるという宿命を負っている。それは日、時、そしてときには分単位で「間に合えばセーフ、超えればアウト」という極めてシビアな世界だ。しかしながら、クリエイティブな仕事は、常に新しいアイデアと遊び心という「ゆとり」もなければ、読者を引き付ける面白いものを発信することが出来ない分野でもある。これは一見すると矛盾しているが、両立を求められるのが事実。では、かといって締め切りに追われながら毎日ビリヤードに興じているのかというと、もちろんそんな事はなく…。つまりは、オフィスにビリヤード台を設置するいう発想こそが、この業種に特に求められる奔放な精神や、自由なアイデアの象徴だとも言えるだろう。
ただ、やはり無限に広いとは言えない大事なスペースを大きく占拠するこのビリヤード台には、やはり実用的な用途もあって…。時には専用の天板を敷いてミーティング用のデスクに姿を変え、多様なシーンで活躍する頼もしい仲間でもある。