先日(2016年2月25日)に大阪・梅田で起きた衝突事故。
死亡した男性運転手の死因が「心タンポナーデ」であることが明らかとなりました。
「心タンポナーデ」とは
『心タンポナーデ』とは、「心膜腔」と呼ばれる二層になっている心臓を包んでいる膜と膜の間に、体液や血液が大量にたまって心臓が圧迫され、十分に拡張できない状態をいいます。
これにより、心拍出量が低下すると、全身の倦怠感(けんたいかん)や、血圧低下、脈拍増加などが起こり、ひどい場合、呼吸困難やショック状態になります。
原因は?
悪性腫瘍(あくせいしゅよう)が心臓に転移したり、尿毒症(にょうどくしょう)によることが多いといわれているそうです。
他にも心筋梗塞(しんきんこうそく)や、外傷、膠原病(こうげんびょう)なども原因とされています。
今回の男性の場合は、この『心タンポナーデ』が大動脈解離によって引き起こされたとのこと。
前兆としては、胸の痛みや呼吸困難、肩や背中または左手小指の痛みなどが挙げられるそうなので、心配な方は一度病院で検査を受けられてみてはいかがでしょうか。