こんにちは、田渕です。
前回で魚型潜水艦の塗装とジオラマ用のベースまでを完成させました。
「スカープ秘密基地」の制作日記part1はこちら↓
【オトナの趣味道:造形編 「スカープ秘密基地」製作日記No.1】
本日からは2台目のビークル「蒸気自動車」の製作に移りたいと思います。
今回のお品書き1.他のレジン洗浄剤を紹介
2.超音波で洗浄
3.キットの組み立て
4.石炭はコルクフレークで表現
5.組み立て完了!
1.他のレジン洗浄剤を紹介
前回紹介出来なかったレジンを洗浄する材料などをご紹介しておきます。
【1】はメーカーから販売されている「レジンウォッシュ」です。そこそこ高価なのですが何度も繰り返し使えるので思うほど高く付きません。各社模型メーカーから発売されています。
【2】は、「入れ歯洗浄剤」です。意外と良く滑りが落ちるので愛用している方もけっこうおられるようです。最終的にはブラッシングは欠かせません。
【3】は、研磨剤入り洗剤「クレンザー」なのですが、研磨材が隅に残る事があるので濯ぎは入念に行って下さい。
【4】は、私一押しの「固形石鹸」です。必ず、夏でも「お湯」で洗浄して下さい。
2.超音波で洗浄
超音波でレジンの表面に付着した離型剤を落とす器具なのですが、正体は「超音波美顔器」です。はっきり言ってここまでしなくても?とは思いますが、使われている方もチラホラお見受けします。
結局は濯ぎは手でブラッシングしないとダメではないかと思います。
あの手この手とメーカーさんは新商品を繰り出して来られますが、根本的なところに触れていないのが残念です。(離型剤の成分を知れば解決できます)
長年の経験から、ぬめりが取れたら十分です。
手で触った時の感触が「カサカサ」していれば良いので、取れない場合は「鍋で煮る」が結論です。
3.キットの組み立て
では、パーツのチェック、バリ取りを済ませたので組み立てに移ります。
フレームのパーツはかなり歪みがあったので、80〜90℃のお湯で湯戻しします。完全には戻りませんがここは気にしなくても問題ありません。
巨大なボイラーを載せました。
4.石炭はコルクフレークで表現
「石炭荷車」の石炭ですが、キットには再現されていません!
ですのでここは自作します。材料は「コルクフレーク」を使います。
スタイロフォームを荷車に収まるようにカットし、上からマットメディウムを塗ります。(木工用ボンドでも良いですが、つるつるな箇所が出来てしまいます)
その上から「コルクフレーク」を隙間なくパラパラまきます。あとは満遍なく隙間にコルクを詰め込んでいき完成です。
5.組み立て完了!
ペーパー掛けでモールドが消えてしまったので「キサゲ」などで入れ直します。
ボディーの下部がかなり変形していてなかなかパーツ合わせが出来ませんでしたが、湯戻しで矯正して何とか合わせる事が出来ました。
本日はここまでです。
レジンの洗浄に関しては決め手になる洗浄剤があるのでメーカー側で何とか発売まで漕ぎ付けて戴きたいものです。
次回は下地塗装から着色、完成まで一気に済ませますので!