各国のミリタリーパンツを繋ぎ合わせた「ink」のリメイクミリタリーパンツは17,800円

「HABIT ABILITY」のちりめんパンツは着物の生地をストリートテイストに仕上げたアイテム

アメリカ村から四つ橋筋を渡った西側にあり、若者向けのデザインカフェや大型のセレクトショップ、クリエイターのギャラリーなどが立ち並ぶ堀江。堀江公園があり緑が比較的多いこの街は、大阪･ミナミにありながらもゆったりとした時間が流れている。他の街にはない独特な魅力を醸し出す堀江には個性的なショップが多い。そしてその店々に共通しているのは、いいものをじっくりと選んでもらうということ。自分たちが扱う商品に自信を持ち、他の店にはない個性を持っていることが堀江に出店するショップのオリジナリティなのだ。

他では手に入らない、希少価値の高い商品や他店にはあまり卸されていない商品を揃えるアパレルショップが「camouflage」。自身のお店を「UKと日本のコラボレーションがコンセプト」と話すのは店長の高野陽司さんだ。一点ものやアパレルブランドの「HABIT ABIKITY」や「ink」など、ここにしかない個性的なアイテムを揃えるこのお店。店内はイギリスのショップをイメージして作られており、内装は全て手作りで独特のアットホームな雰囲気を醸し出す。そこに他店にはない商品を揃え、お店の個性を出しつつコーディネートして販売しているのだ。

「camouflage」は、服を買いに訪れるお客もまた個性的。10代から30代前半のお客が多いのだが、そのほとんどがアパレル関係で仕事をする同業者である。「ドメスティックブランドや一点もの、maharishiやFake LondonなどのUKブランド商品も取り揃えています。他店にはない、うちだけのアイテムは必見ですよ」と話す高野さん。同店の品揃えには同業者も目を見張る。

同店に商品を提供する「ink」は、各国のミリタリーグッズをリメイクし提供するブランド。「camouflage」に商品を提供し始めたのがきっかけでオリジナルのブランドを立ち上げた。デザイナーの岡田真幸さんは「自分のこだわりが多くの人に伝われば」との思いで製作を続ける。そんな人が集まるのもこのお店の魅力なのだろう。

今では大阪有数の集客力を誇る街に成長し、いつも多くの人で賑わう堀江。この街にあるショップはどれもオリジナリティに溢れており、「camouflage」もまた自己主張の強い、堀江らしいお店なのだ。