「お客様に様々な色を使って自分なりのおしゃれを楽しんでもらいたい」との思いからつけられたお店の名前は、イタリア語でカラー、色という意味。絶えず多くの買い物客で賑わう大阪・梅田。それぞれ思い思いのファッションで歩く人の流れを見ていると、その個性的なスタイルに目を奪われるほどだ。そんな街の中心にある高架下のショッピングゾーン「エスト」内に「colore」はあった。このお店は日本手造り腕時計協会・JHA所属作家のアンティークなハンドメイド腕時計を多く販売し、その他にもアクセサリー、皮小物、インポートアイテムを扱う雑貨店だ。外からでもよく見える全面ガラス張りの店内は、木目を多く使用した内装を暖色系のライトで照らし、ふらりと気軽に立ち寄れる雰囲気。実際、その雰囲気と店内にずらりと並ぶ商品の数々に目を惹かれて足を止めるお客も多いのだとか。
「お客様がそれぞれの個性を表現するためのお手伝いができれば」と話すのは店長の中谷さん。約30名のデザイナーが作る様々な商品をお客の個性に合わせて提案する。取り扱うブランドは「BALFIT」や「V.C.E」、「J2」など、どれも個性的でおしゃれなものばかり。ハンドメイドブランドの場合はお客からの要望をデザイナーに提案することはあるものの、基本的にはデザイナーの個性を重視したオリジナル感溢れる商品が並ぶ。そこは言い換えればデザイナーの作品発表の場で、「お客様には気に入った商品のみを買っていただく」と自店が扱うブランドのクオリティには自信を持つ。「口コミのみで広がった」と話す中谷さん。そして「一度来てくれたお客様がもう一度足を運んでくれることが多いんです」と、リピーターの多さも自信の裏づけだ。販売だけでなく、アフターサービスも充実しているのが同店の魅力。破損した時計でも簡単な修理の場合はその場でスタッフが対応し、お店で買った商品ならばパーツ代のみで修理が可能だ。
アンティークの時計や小物は、女性だけでなく約4割を占める男性のお客にも人気。自分用に少しずつ揃えるのはもちろんのこと、これから迎えるクリスマスシーズンに向けて大切な人へのプレゼント用にもこのお店の愛らしい商品は重宝しそう。「梅田に来たらちょっと立ち寄りたくなるお店を目指しています!」と話す中谷さんの言葉通りのお店作りのため、「colore」は高いこだわりとクオリティを保ち続ける。
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