大阪鶴橋の商店街にある「本家とらちゃん精肉店」の創業以来30年余り、味にこだわり続けてきた同店が法善寺横丁に店を開いて12年。食の街「大阪」の最激戦区「食いだおれ横丁」の中でも、開店当時から人気を博してきた。途中、法善寺横丁一帯を消失させた火災で店を半焼する被害に遭うが、4年前に復興を果たして以来その人気は衰えるどころかますます勢いを増すばかり。


人気の秘密は、A4～A5ランクの黒毛和牛しか扱わないこだわりや、精肉屋の直営店ならではの新鮮かつ上質な肉がリーズナブルな値段で食べられる点にある。数あるメニューの中でのオススメは、「通の食べるメニュー」という他店ではけっして口にすることのできない珍しい部位が揃うメニューだ。内容は、通常提供されるタンといえば『タンの真ん中』の部分だが、こちらの店ではより脂の乗った『喉元のタン』を提供してくれる「タンツラ(￥810)」や、「アゴ肉の塩焼き(￥810)」「ヨントンすじ焼き(￥810)」などの約7種類。これらは「おまかせセット(￥3,780)」も用意してあるので、何にするか迷われる方はこちらを注文とするといいだろう。

この他にも、前沢牛に代表される各種特選焼肉やお刺身類などのメニューも豊富に取り揃えている。また焼肉店でありながらワインのラインアップも充実している。お肉に合う約30種類のワインも常備しており、注文メニューに応じたワインをセレクトしてくれる。店内は3階建ての和風モダンな造りで、女性のみでも気軽に入れるお洒落な雰囲気になっている。フロアー毎に趣向が違い、2階3階の奥の席は坪庭・竹庭などの風景を堪能でき、6名様テーブルでは仲間とわいわいと、4名個室はパーテーションを取り外して宴会にと多彩な用途に利用できる。3階はすべて個室対応になっているので接待や打ち合わせにも最適だ。
思い立ったら気軽に立ち寄れ、デートにも宴会にも接待にも利用できる同店で、評判の味を満喫してみてはどうだろう。