大人だからこそ面白いおすすめのボードゲーム紹介!略して「大人のボードゲーム」第22回!
うそつきは閻魔様に舌を引っこ抜かれる。小さい頃はそれが怖くて嘘をつかない大人になろうと強く思っていたものです…。
しかし人生はそう上手くいくものではありません。ボードゲームの最中なら平気で嘘をつく体になってしまい日々、閻魔様に怯える毎日を過ごしています。
今回ご紹介するボードゲームは、そんなうそつきの為のゲームと言っても過言ではない
『FABFIB(ファブフィブ)』です!
ゲーム概要
「うそつきの、うそつきによる、うそつきのためのカードゲーム」がコンセプトのカード型ブラフ系ボードゲームです。いかに嘘をつきながら相手の嘘を見破るかが勝利へのカギとなります。
プレイ時間は約30分。
3〜10人用で今回は4人でプレイ。
それでは、早速遊びながら説明していきます!
準備・コンポーネントの確認
プレイヤーのライフを表示するキャラクターカードと死神カードが各10枚ずつあり、それぞれをプレイヤーに1枚ずつ渡します。0〜9の数字が書かれたカードが各5枚ずつの合計50枚あり、よく混ぜてから裏向きで山札にして中央へ置き準備完了。
カードゲームは準備が簡単なのがいいですね。説明書がカードになっているのも可愛い。
遊び方・ルール
最初のプレイヤーは山札から3枚カードを引き、他のプレイヤーに見えないように自分だけ数字を確認して、3桁の数字を宣言します。
宣言する数字は、
「100の位の数字≧10の位の数字≧1の位の数字」でなければなりません。871、662、111のような数字はOKですが、583や126などは宣言できません。宣言はカード通りに本当の数字でも、嘘をついて全く別の数字を構いません。ただし、嘘をつくときも上のルールは守ってください。
数字を宣言したら左隣のプレイヤーにカードを伏せた状態で差し出します。左隣のプレイヤーは直前のプレイヤーの
嘘を見破るか、
宣言を受け入れるかを選びます。
受け入れた場合、カードを受け取り中の数字を確認します。気に入らないカードがあれば、0〜3枚任意に選んで伏せた状態で捨て札にし、捨てたのと同じ枚数だけ山札から補充して、自分だけ数字を確認します。
カードを交換できるのは1手番につき1回だけ。同じように数字を宣言して次のプレイヤーに回すのですが、
直前のプレイヤーが宣言した数字より大きい数字を宣言するのがルールです。
直前のプレイヤーが531なら自分は532や631といった感じで3桁の数字を宣言します。もちろん「100の位の数字≧10の位の数字≧1の位の数字」のルールも守りつつ。
嘘を見破る場合、カードを受け取らずに「ダウト」を宣言し、直前のプレイヤーのカードを開示して嘘か本当か確認します。嘘だったら直前のプレイヤーの負け、本当だったら疑いをかけたプレイヤーの負け。負けたプレイヤーは開示した3枚のカードに表示されている
ドクロマークの個数分ライフが減り、ライフが0になったらゲームから脱落です。
ここまでの流れを1ラウンドとし、ライフが減ったプレイヤーが次のラウンドの最初のプレイヤーとなります。負けたプレイヤーが脱落した場合は、左隣のプレイヤーからスタートして下さい。ラウンドを繰り返し、最後まで生き残っていたプレイヤーの勝利となります。
ちなみに3桁の数字だと「999」が最大かと思いきや、「000」の数字を手にしたプレイヤーがいた場合は、「1000」と宣言してカードを自ら開示します。
1000を宣言したプレイヤー以外全員が3枚のカードのドクロ分ライフを失い、宣言したプレイヤーはライフを全回復するという大逆転のルールもあります。残念ながら今回のプレイでは出ませんでしたが。
レビュー
皆すぐ嘘つく!
嘘の数字を受け取ってしまうと、宣言された数字、実際の数字、交換した後の数字、それらを踏まえて自分が宣言する数字をスムーズに頭で整理しないといけないのでめちゃくちゃパニックになる(笑)
モタモタ考えていると周りから直前の数字が嘘だったからパニックになってるんじゃないかと余計な情報を与えてしまうのでサッと数字を宣言して次の人に回せる人はこのゲーム強いですね。
ただし、嘘の数字を受け入れてしまってもカード交換で本当にそれより大きい数字を引いてこれたら、あとは本当の数字で宣言すれば自分は安全になるので運の要素も良い感じに絡みます。
初手から嘘をついて場を混乱させるのも楽しいです。
短い時間で手軽に遊べるし、どこへでも持っていけるサイズなのでかなりオススメです!
皆さんも是非、嘘つきボードゲームライフを楽しんでみてはいかがでしょうか!
ファブフィブ
価格:1,500円(税別)
プレイ人数:3〜10人
プレイ時間:約30分
対象年齢:10歳以上
メーカー:
NEW GAMES ORDER