従来から発売している電動ツール「マルチエボ」シリーズに新たなラインアップとして開発。12月中旬よりホームセンターの店頭などで順次発売していく。
『マルチのこぎりヘッド』の刃には、曲線切りなどに適したジグソーなどに比べブレードが厚く切断能力の高いレシプロソー機構を採用した。木材やプラスチック類に加え、金属類の切断にも十分なパフォーマンスを発揮する。レシプロソー(reciprocating saw)とは先端のブレードが高速で往復運動することで切断する切断工具の一種で、米国では一般家庭でのDIY(Do It Yourself)リフォームからレスキューの現場まで幅広く使われている必須アイテムだ。
また、木工用と金工用の「レシプロブレード」に加え、太い枝などもスムーズに切断できるアサリ刃を採用した「プルーニングブレード」の3種類を付属。アサリ刃は、のこぎり刃と切断する木材の溝の間に隙間ができるよう、刃の山の部分が左右交互に外側に曲がっている形状で、これにより切断時の摩擦抵抗が低減され、切断中に刃が挟まれるといったことなくスムーズな切断が可能なブレード。ヘッドは業界最多の10種類。家庭での不用品や粗大ごみの解体、庭木手入れなどを効率的に行うことができる。参考価格は6,000円前後。
『コード式マルチのこぎり』はヘッドとAC電源タイプのコード式ボディがセットになったもので、参考価格は10,000円前後となっている。