3月が過ぎ、手帳の替え時になった。スマートフォンの普及により、以前ほど手帳での時間管理をしなくなったかもしれないが、やはり大切な約束事は手書きに限る。そこで今回は、打ち合わせ時にサッと取り出し、相手に「おっ?!」と思わせるビジネスマン向け男前な手帳を紹介。
まずはイタリアの人気ブランド『MOLESKINE(モレスキン)』。
『MOLESKINE 18ヶ月ダイアリー』(2,310円)
ビジネスマンも、そうじゃない方も絶対に知ってるであろう(知らなければならない)有名な手帳だ。
古くは画家のゴッホや、ピカソといった有名人に愛用者が多く、現在でも作家やジャーナリストなどにカルト的な人気を誇っている手帳。最大の特徴は、撥水加工が施された黒く硬い表紙と、手帳を閉じるためのゴムバンド。硬い表紙のおかげて、机に置いた状態でなくてもスムーズに書く事ができる。東急ハンズやloftなどで比較的簡単に購入できるのも魅力だ。
『QUOVADIS(クオバディス)』は、今年で60周年を迎えるフランスの老舗手帳ブランド。
『QUOVADIS Business ビジネス/アンパラ』(1,890円)
今の手帳では当たり前となった、見開きページで1週間と時間が表示され、縦の時間軸に合わせて予定を書き込んでいくというタイプのダイアリーフォーマット(バーチカル式)を発明した。また、終わった週は、下段隅を切り取ることで、手帳が開きやすなっているなど、随所に工夫が凝らされている。
『rido(リド)』はドイツ・ビーレフェルト生まれの手帳ブランド。
『rido ミニプランナー』(504円)
世界初の「ジャバラ式手帳」を発明したブランドとしても有名だ。当初は、画期的過ぎたが故に売れなかったと言われているジャバラ式手帳だが、薄さや一覧性のよさがじわじわと受け入れられるようになり、大ヒット。薄くシンプルな手帳ながら、見開きで1ヶ月の予定が確認できたり、15ヶ月分のスケジュールが書き込めたりと、機能性も文句無し。ドイツブランドらしい、質実剛健な手帳と言えるだろう。
「もう何年もの間、綴じ手帳を愛用している」というビジネスマンの方には、中に使うリフィルにこれをオススメしたい。
『日本能率協会 Bindex 週間ダイアリー2(A5)』(1,785円)
日本では1番最初に、タイムマネジメントの行える手帳を開発(1949年)した日本能率協会。同協会が販売している『バインデックス』は、Amazonや楽天といったオンラインストアで常に上位に位置する人気のリフィル。特徴的なクリーム色の用紙色は、目に優しく、光を反射しにくいとして採用されたという逸話がある。
最後に、「手帳カバーにも拘りたい」というビジネスマンにオススメの一品を紹介
『HERME Semainier』(147,000円)
エルメスの手帳カバーは、ビジネスマン向けのアイテムが多い。派手すぎず、地味過ぎないスマートな印象を与えてくれるだろう。『Semainier』は、牛革の頂点と呼ばれる「ボックスカーフ」を贅沢に使用。傷の付きにくい堅牢さや、表面の光沢の鮮やかさは、違いのわかる男にピッタリだ。
手帳を持っている者ならわかると思うが、予定を書き込んでいく、埋まっていくという事は、何とも言えない充実感がある。しかし、手帳に予定を書いただけで満足するのではなく、書き込んだ予定をキッチリ守る事が1番大切だ。