睡眠は6.5〜7.5時間がベスト!
まず「睡眠時間を摂りすぎるとかえって害になる」ということを覚えてもらいたい。1日に6.5〜7.5時間の睡眠をとっている人が最も死亡率が低いのだ。逆に7.5〜8.5時間以上の睡眠をとっている人間は、前述の睡眠時間の人間と比べ死亡率が20%もアップのだという。
ぬるめの入浴から30分後の就寝がベスト!
睡眠の直前に入浴すると、入眠がしやすくなる。
眠気に作用する副交感神経が働く、お湯の温度38〜40℃のぬるめ、20〜30分程度浸かるのが良い。
「湯冷め」により体温が下がるにつれて入眠しやすくなるので、お風呂からあがった30分後ぐらいが、深い睡眠に効果的な時間だ。
リラックスした状態がベスト!
寝る前の30分間、ベッドで横になりながら思いっきりリラックスしよう。特に、モーツァルトの音楽は脳からα波が出るようになり脳がリラックスした状態になる。また、エリック・サティのジムノペディ第1番には、気分を落ち着かせる効果があるので、こちらも試してもらいたい。
また、深呼吸をするとリラックスした状態を作りやすい。ポイントは、「遠くにあるろうそくの炎を消すように」口をおちょぼ口にすぼめて、細く息を吐き出すと良い。
逆に、テレビやパソコンを見るのは、深い睡眠の大敵だ。ディスプレイの強い光の刺激は、脳を覚醒状態にしてしまうので、寝る30分前には消しておこう。
目覚めたら光を浴び、身体を動かすのがベスト!
起きたときに3000ルクス以上の強烈な光を浴びせることで、睡眠を促すホルモン(メラトニン)の分泌がストップし、脳の覚醒を促すホルモン(セロトニン)の分泌が活発になり脳が目を覚ます。この時に、少しでもいいから身体を動かすと、身体に血が流れて頭が冴えてくる。
しっかりと正しい睡眠方法をマスターして、仕事に、遊びに、よりアクティブになってもらいたい。