ビジネスマンが身だしなみにしっかりと気を配る上で、「ハンカチ」は必需品だ。
多種多様なデザインのハンカチがあるが、ビジネスシーンにおいてある程度マナーは守ってもらいたい。
今回は、デキるビジネスマンに贈るハンカチのマナーと、オススメのハンカチを紹介する。
まず、ビジネスシーンでスーツを着用している際、最低限のマナーとしてポケットにハンカチを入れるのはNGだ。
スーツは“体のラインに沿って綺麗に見せる”というマナーがある。パンツのポケット等にハンカチを忍ばせておくと、その部分だけが目立つようになり、残念な結果に…。
これはハンカチに限った話ではなく、基本的にスーツのポケットにはモノを仕舞ってはいけないのだ。
よって、スーツ着用時には、ハンカチをスーツのポケットにいれるのはやめよう。
ハンカチは、カバンに入れておくのがベスト。使うときだけサッと出し、そのまま仕舞うのがビジネスマナーだ。
派手な柄物のハンカチは使わない。
これもビジネスシーンでは鉄則。
しかし、ただ無地のハンカチを使用するというのもどこか味気ない。その場合は、ワンポイントの目立たないようなタイプの柄物ならOKだ。ハンカチの端に描かれたタイプや、小さな模様柄などあくまで「目立たせない」ということを念頭に選んでもらいたい。
また、上記の応用編として、「ハンカチを常に2枚持つ」という技もある。
1枚は自分で使うハンカチ、もう1枚はイザという時に使用する“誰に見られても恥ずかしくないハンカチ”というわけだ。
例えば、商談相手や女性が飲み物をこぼし拭くものが必要になった時、自分の手を洗った時、汗をかいた時に拭いた使用済みハンカチを取り出したら相手がどう思うだろうか? ということだ。
きちんと洗濯され、アイロンでバリバリになったハンカチを常にもう1枚持っておくと、イザという時に相手に印象を良くするだろう。
ビジネスマンに人気のハンカチと言えば「バーバリー」。
知名度の高さは勿論だが、大手百貨店やデパートでの取り扱いが多く、割と手に入りやすいことも人気の一因だ。
定番のチェック柄は、ビジネスシーンには少し派手なので、爽やかな色合いのハンカチや、落ち着いた雰囲気のハンカチを選んでほしい。
HUGO BOSS(ヒューゴ・ボス)も人気が高い。
シンプルながら上質で、気品を感じるハンカチが特徴。ビジネスシーンにおいて、非常に使いやすい点が人気を呼んでいる。
DAKS(ダックス)は、紳士の国イギリスが誇るファッションブランド。
イギリス王室御用達ブランドということで、紳士的・大人らしいハンカチに定評がある。
画像のハンカチは少し派手だが、40代以上の男性には是非使ってもらいたい1枚だ。
散々、派手な柄や奇抜な色使いのハンカチはNGということを記してきたが、「いや、それでも派手なハンカチが好き!」「どうしても奇抜な色のハンカチを持ちたい!」と思う方がいるなら、Vivienne Westwood(ヴィヴィアン・ウエストウッド)のハンカチをオススメする。
近年はエレガントな路線へとシフトしている同ブランドだが、元々はパンキッシュでアナーキーなアイテムをリリースしてきた過去がある。
そのため、派手さ、奇抜さでは群を抜いており、人と違ったハンカチを持ちたいと思う方にオススメだ。
しかしビジネスシーン向けではないので、できることならプライベートで愛用してもらいたい。