ストレス・イライラに効く栄養素
ビタミンB1
うなぎや、
ラム肉に含まれるビタミンB1は、イライラや不眠などを解消し、神経を活性化させる作用がある。
逆にビタミンB1が不足すると、神経の働きが鈍り、イライラしやすくなるので、暑い季節には鰻重を食べて、スタミナをつけ、イライラを解消してほしい。
カルシウム
“イライラはカルシウム不足が原因!”とはよく聞かれる話だが、カルシウムには脳細胞の興奮を鎮める作用があるとされている。
また、血液中のカルシウム濃度が低下すると、情緒不安定、集中困難といった精神症状が起きやすくなるという。
しかし、カルシウム不足が直接イライラを引き起こしている訳ではないので、イライラした時にカルシウムを摂取してもあまり意味が無い(体内に不足しても、骨から溶け出し血中の濃度はキープされる)。
常日頃から、
牛乳や、
チーズといった乳製品を摂取し、カルシウム不足にならないように心がけてもらいたい。
梅は、クエン酸がカルシウムの吸収を助け、体液のバランスをとって正常する作用が働くので、肉体的にも精神的にも良い状態になる。そのため、カルシウムと一緒に摂ると効果的。
さらに、アルカリ性食品なので、精神安定剤の役割をも果たす優れた食べ物だ。
ビタミンC
ビタミンCは、ストレスを抑制するのに効果的だと言われ、代表的な食べ物としてレモンを思い浮かべる方も多いと思うが、実は
ブロッコリーの方が多く含まれている。
食べやすさなどを考えると、
キウイや、
いちごなどは、食後のデザートとしてもオススメの食材だ。
イライラさせてしまう食べ物
トランス脂肪酸
ファーストフードの揚げ物や、
マーガリン、
スナック菓子、
インスタント食品などに含まれるトランス脂肪酸は、摂取しすぎると身体に良くない。
悪玉コレステロールが増加し、動脈硬化や心筋梗塞を引き起こしやすくなるほか、神経細胞も変形させてしまうので、イライラや情緒不安定、鬱病などを引き起こすとも言われている。
ジャンクな食べ物は、なるべく食べないようにしてもらいたい。