“スキマ時間”に何を読む?
この調査では、「就寝前」、病院などの「サービスの待ち時間」、「待ち合わせ」、「通勤・通学」におけるスキマ時間の読書について調べられた。
前述の状況で、主にどのようなジャンルの書籍を読んでいるかというアンケートでは、全ての状況において「小説」がトップ(就寝前:19.2%、サービスの待ち時間:18.5%、待ち合わせ:17.9%、通勤・通学:16.7%)という結果に。
また、状況別にみると、「サービスの待ち時間」には、65%の人が何かしらを読んでしていることがわかっており、他の状況と比較して「雑誌(ファッション誌)」を読む人が多く、「通勤・通学」と比べると13.4ポイントも高くなっている。一方で、「通勤・通学」では、小説に次いで「新聞」「マンガ(コミック)」が上位に入っており、就寝前は「マンガ(コミック)」を読む人が多い結果となった。
通勤・通学時、男性は「新聞」を読む
「通勤・通学」時に主に読んでいるジャンルについて男性、女性それぞれの結果は、男性が11.6%が新聞を読んでいると回答したのに対し、女性は2.6%と、男女の間で大きな差が表れている。
男性は(特にサラリーマンは)移動時に、その日使えそうな会話のネタや、時事・情報の収集をしているということだろう。
電子書籍で使用する端末は?
スキマ時間になんらかのジャンルの電子書籍を読むことがあるとアンケートで答えたユーザーに対し、いつもどのような端末を使用しているか調査したところ、全体としては「スマートフォン(50.3%)」、「パソコン(35.4%)」が高いことがわかった。
年代別にみると、20代では「スマートフォン(63.9%)」の利用が非常に高く、また、60代では「パソコン(56.0%)」の利用が高い状態となり、年齢によってスマートフォンとパソコンの利用に差があることがわかる。
近年では画面を通した文字の見え方が、本物の書籍と変わらないほどクオリティが上がってきている「電子書籍」。
勿論、紙やインクの質感など本物の書籍でしか味わえない醍醐味もふんだんにあるが、コストパフォーマンスの良さや、利便性を考えると、電子書籍という選択肢も悪くはない。
秋の夜長を利用して、文字と触れ合う機会を増やしてみてはどうだろうか。