最もポピュラーな眠気覚ましの方法はコーヒーを飲むことだろう。
人間は“アデノシンが蓄積するとそれを検知して眠くなる”という構造をしているが、コーヒーに含まれるカフェインには“検知”阻害する働きをするため、眠気覚ましに最適な飲み物と言えるはずだ。


チョコレートには、テオブロミンと呼ばれる成分が含まれており、脳を覚醒させる作用がある。
カフェインに比べると穏やかな効果しか望めないが、糖分により集中力を高めると言う作用も同時に得られるため、仕事の作業効率が上がるはずだ。


カフェインと比べると緩やかではあるが、牛乳やチーズといった乳製品にも眠気を覚ます効果がある。
乳製品に含まれるトリプトファンは、脳を覚醒させる作用の他に、ビタミンB6と結びつくことでセロトニンになるため、心身の安定や心の安らぎにも効果的。
朝食としてビタミンB6を含むバナナなどと一緒に、食すといいだろう。


顎を動かすことで眠気を覚ますのもポピュラーな方法。
ガムだけでなく、するめ、せんべい、りんごといった食べ物には歯ごたえがあり、眠気覚ましに使える。


エスエス製薬から発売されている“眠気覚まし薬”。
コーヒー約7〜10杯相当のカフェインを摂取することができる。
主成分の無水カフェインが大脳皮質に作用して眠気を除き、ビタミンB1がカフェインとともに働いて倦怠感を取り除く。
錠剤タイプなので、いざという時に常備しておきたい薬だ。


ハウスウェルネスフーズから発売中の“眠気覚ましドリンク”。
ショウガやトウガラシといった香辛料抽出物、カフェイン、アルギニン、3種類のビタミンB群を配合したジンジャーレモン味の炭酸飲料で、スパイスの刺激と炭酸で眠気を解消してくれる。
コンビニなどで手軽に買えるのも魅力的だ。


眠気覚ましドリンクとしてお馴染みの「眠眠打破」の強化版にあたる商品。
身近な眠気覚ましドリンク、エナジードリンクの中で最も多いカフェイン量を誇る。
高濃縮されたコーヒーの味をしており、本気で眠気を覚ましたい時にオススメの1本だ。

なお、カフェインは、1日200ｇ以上摂取すると中毒性が増す危険があるので、摂取のしすぎには注意してもらいたい。