ダイムラー傘下で2013年に生産終了した超高級車「マイバッハ」。
今回、メルセデス・ベンツブランドの傘下として2年ぶりに復活を遂げた。
フラッグシップセダン「Sクラス」をベースにしたフロントマスクや、流麗なフォルムはそのままに、ホイールベースをロングモデルの3165ミリから3365ミリに延長。これをすべて後席の快適性向上に充てることで、ゆったりと余裕ある空間を実現した。
リアシートは、左右ともにスイッチ操作で43.5度までリクライニングが可能な「エグゼクティブシート」を採用。座面の下からせり上がるレッグレストを備えるなど、豪華な仕様となっている。このリアシートがフルリクライニング状態の場合、着席位置がサイドウインドウから遠ざかり、リアウインドウやCピラーの三角窓に近づいて音響特性が変化することを踏まえ、空力性能の向上による風切り音の低減、遮音材や特殊なシーリング技術を取り入れることで、後席は“量産車として世界最高の静粛性”を達成するという。
ラインアップは、4.7リッターV8直噴ツインターボエンジンを搭載する『メルセデス・マイバッハ S 550』が22,000,000円、6.0リッターV12ツインターボエンジンを搭載する『メルセデス・マイバッハ S 600』が26,000,000円の2モデルが用意された。