例えば映画「バックトゥザフューチャー」に出てくるデロリアンの「DMC-12」などに採用されている上方向に開くドア、所謂“ガルウイングドア”といえばスーパースポーツカーの大きな要素。
この“ガルウイング”をニックネームに持つスポーツカー「メルセデス・ベンツ300SL」は、1952年のレースで活躍したプロトタイプスポーツカーのメカニズムを採用した高性能と、魅力的なフォルムを持った市販車として1954年にデビューした。当時最先端のレーシングテクノロジー(マルチチューブラースペースフレーム)の構造上、通常の横開きのドアにはできず、必然的にガルウイングドアが採用されたのだという。
今回、タミヤが提供する“スポーティーでエレガントなスタイルはもちろん、実車の特徴的な車体構造も楽しめる”プラスチックモデルキット「1/24スポーツカーシリーズ」から、前述の高級スポーツカー『メルセデス・ベンツ300SL』が登場。
特徴的なガルウイングドアとエンジンフードは開閉式でオープン状態での固定(ディスプレイ)も可能となっており、複雑なシャーシ構造も実車の特徴を忠実に再現している。
マルチチューブラースペースフレームに前後サスペンションを装着、直列6気筒エンジンを搭載し、燃料タンク、フロントバルクヘッドを取り付け、内装を取り付けたボディをかぶせる、実車そのままの組み立て工程が楽しめる点も、車好きなら非常に購買意欲をそそるはずだ。
2015年4月1日ごろに、全国の模型・ホビー専門店などで発売。価格は4,200円(税別)となっている。