第27回目となる今回は、
山田孝之主演でドラマ化や映画化もされた『ビッグコミックスピリッツ』で連載中の作品
『闇金ウシジマくん』の主人公、丑嶋馨から学んでいきたいと思います。
【漫画のあらすじ】
10日5割という超暴利の闇金融会社『カウカウファイナンス』社長の丑嶋馨(うしじま かおる)。
物語は、そんな『カウカウファイナンス』に訪れる客や関係者達の「金」を主軸にした群像劇や、社会の闇を描いた作品。
「-くん」編といった形で、メインとなる人物を抽象したタイトルが付けられ、その人物が救いのない状況に陥っていく様が描かれています。
頭脳明晰で冷静沈着、そして卓越した判断力と実行力で闇金会社を経営している主人公、丑嶋馨(ウシジマくん)から"オトコマエ"を学びたいと思います!
「敵を作れねェのは善人ぶって自分に嘘をつく弱い人間だ」
○オトコマエポイント
誰にでもペコペコし、自分の意思がなく意見を合わせている人は一見ちやほやされるかもしれません。
もちろん自分の意思を貫き通せば、必ず意見が異なる考えの人も現れるでしょう。
しかしそんな相手と敵対関係になったとしても、決して自分に嘘はつかず、意思を貫き通す男の方が"オトコマエ"です。
しっかりと『自分』を持っている人間は魅力的に見えます。結果、ウシジマくんのように人望のある魅力的な男になるのではないでしょうか
「金貸しは生かしてなんぼの世界だ。」
○オトコマエポイント
お金を貸した相手が亡くなってしまうなどしてお金を払えなくなってしまえば、回収する方法がありません。
そうなってしまうと、ウシジマくんにとっては不利益となるわけです。
本来、人間は目先の利益に目がいってしまいがちですが、ウシジマくんはしっかりとその先を見ているのです。
実際は「搾り取れるまで取る」という怖い思想ではあるのですが、この目先の欲に目を奪われない冷静さは、見習うべきポイントではないでしょうか。
「人にやっちゃいけねぇ事なんてねぇ。罪を背負う覚悟があればな。」
○オトコマエポイント
ウシジマくんは「回収」のためであれば、手段を選びません。
しかし逆に言えば、回収するためであれば時に人をピンチから救うことも行います。死なれては回収できませんからね。そこがダークヒーロー的かっこよさなのですが。
そんなウシジマくんには、善行も悪行も行動一つ一つに「覚悟」があり、何をするにも自分の行動には"責任を持っている"ということです。
理由や手段が何であれ、自分が選んだ行動であれば、結果がどうなろうとも受け入れるのが"オトコマエ"ではないでしょうか。ただし犯罪はやめましょうね。
まとめ
丑嶋馨はとても冷酷で、どんな手を使っても金を回収します。
そのため、あらゆる人物に恨まれ、襲われる時もありますが、どんな時でも冷静に対処します。
これはきっと自分が行った行動に「覚悟」があったため、襲われることが「想定内」だったからではないでしょうか。
また、そんな判断力や行動力、そして太い芯を持つウシジマくんがピンチの際には、助けてくれる仲間がいます。
それは、そういった彼の"オトコマエ"な魅力が引き付けるからではないでしょうか。