スウェーデン・ルーレオ空港から車でおよそ1時間ほどの場所にある『TreeHotel』。
単なるツリーハウスホテルではなく、各テーマごとに「鏡張りのキューブ」の部屋や「鳥の巣」、そして「UFOの形」の部屋まであり、何度も足を運んでみたくなる部屋の数々がラインナップされています。
こちらがツリーホテル「The Bird's Nest(鳥の巣)」です。森の中に凛とたたずむツリーハウス。
木のパネルで出来たツリーハウスのまわりを細い木々で覆うことでまるで鳥の巣のような外観をしています。
夜間のライトアップによってツリーホテルだということは確認ができますが、昼間は人工的なライトアップがないので、何も知らないで森の中を歩いていた人は、びっくりするかもしれません。
入り口部分はリモコン操作によって開きます。
リモコンを操作すると長いはしごがでてきて、それを伝っていくのですがなんだかワクワクしちゃいそう。子供心をくすぐられる仕様ですね。
こちらは「ミラーキューブ」。名前の通り、鏡張りの立方体で、角度によっては森の木々と同化して見えます。
まるで森の一部になってしまったかのようなその見た目、まさに隠れ家ですね。
外からは見えませんがマジックミラーの窓があり、9月から3月にかけての寒い時期では運が良ければなんとオーロラも見られるのだとか。
ちなみに人間の目には見えませんが鏡の上には赤外線フィルムが貼られており、鳥が間違って衝突してしまわないようになっています。
奇抜さだけではなく、自然と共に暮らす人達の優しさがにじみ出ていますね。
UFO型のツリーハウス「THE UFO」は、他にはない部屋を目指した結果、たどり着いたひとつの結論。
同ホテルでは、周囲の環境との調和を目指してツリーハウスを作ってきましたが、その過程で「環境とまったく調和しないものを作ったらどうなるのだろう?」というアイディアが浮かび、作られた「まったく調和しないもの」がUFOだったそうです。
「THE UFO」の素材は軽量かつ頑丈で、持続可能なものが選ばれており、インテリアにはモダンで、「宇宙感」のあるデザインを採用。
こちらも入り口は鳥の巣と同じようにリモコンではしごが出てきます。流石に光に包まれて上昇するのは無理だったようですね。
気になるツリーハウスの居心地ですが、ハウスはそれぞれ、周辺の何本もの頑丈な木に支えられているので、揺れはさほど気になりません。
ミラーキューブに関しては、周辺木々の支えのみならず、ハウスの中央を一本の木が貫通しておりとても安定しています。
ベッドはどの部屋もダブルベッドで2人寝るのに十分なサイズ。インテリアは如何にも北欧らしい、シンプルで温かみのあるものが揃えられています。
各ハウスには床暖房も付いているので、寒い森の中でも快適に過ごすことが可能です。
北欧と言えばサウナ風呂も醍醐味。サウナのある別館には広々としたラウンジやシャワー室が付いており、体が自然とほぐれます。サウナ文化は北欧発祥です。
お風呂上りにハウスへ戻る際、空を見上げると満天の星空、そして北の方角にはオーロラが見られるかも知れません!大自然のスペクタクルに包まれているひと時は、神秘そのもの。
ツリーホテルでは、日中もたくさんのアクティビティが楽しめます。
日が長い夏は、トレッキングやハイキングの他、近くの川でカヤックやカヌーに乗って爽やかな自然を満喫。
雪で白一色になる冬は、犬ぞりに乗ったり、雪の覆われた森をガイドと共に探検出来たりします。
一生に一度は見てみたいオーロラと大自然の神秘を、北欧の森の果てにある小さなツリーハウスで感じてみる。あなたもこの冬、そんな夢のような体験をしてみませんか?
TreeHotel
http://treehotel.se/en/