10年前、数多くのミュージシャンやファンに惜しまれつつ閉店してしまった大阪・キタの老舗ライブハウス「バナナホール」が旧ホールに近い場所で今春復活した。
3月末に開かれたオープニングレセプションパーティーには、音楽関係者やファンが多数集まり、10年ぶりのライブパフォーマンスを楽しんだ。
旧ホール時代は、無名だったシャ乱Qやコブクロが出演するなど関西の新人バンドの登竜門的存在の「聖地」であった。今後「聖地」としての期待が高まる。
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オープニングレセプションパーティー
大阪市北区のライブハウス「バナナホール」で開かれたオープニングレセプションパーティーには、音楽関係者らが数多く集まった。
ステージ前の両サイドには、客席を隔てる柵代わりに名物の木製樽が引き継がれ置かれており、この木製樽は旧ホール時代数多くのミュージシャンが観客を煽る際、足を掛けパフォーマンスをする事で「樽のあるライブハウス」としても親しまれていた。
来場者は、当日用意されたドリンクやお酒を片手に今後メニューとして出される予定の料理(ビュッフェスタイルでの提供だった)を楽しみ、当時を懐かしみ空気感を味わっていた。
そんな中、ステージではメジャーデビュー後初めてのワンマンライブを旧ホールで行ったというロックバンド「オセロケッツ」の森山公一さんがステージに立つと客席から歓声が上がった。
「オセロケッツ」森山さんは3曲を披露・熱唱し、「あの頃、バナナホールで歌うことはミュージシャンにとって特別なことだった。再びステージに立つと当時の記憶が蘇り最高な気分だ」と語っていた。
新人バンドの登竜門
旧「バナナホール」は昭和56年オープン。当時、大阪にライブハウスは少なくプロアマ問わず多くのミュージシャンが出演した。
その中でも、有名アーティストの宇崎竜童さんやBEGIN、上田正樹さんらが出演しており、また無名時代のシャ乱Qやコブクロが出演するなど、新人バンドの「登竜門」といわれていた。
当時は、他に演歌やジャズのライブが行われておりジャンルにとらわれないのも人気だった一つ。
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画像は旧「バナナホール」
旧「バナナホール」は、関西のみならず全国から年間約6万人のファンが訪れ、神戸の「チキンジョージ」、京都の「拾得(じっとく)」、「磔磔(たくたく)」と並ぶ関西の老舗ライブハウスだった。
復活「バナナホール」
ロゴマークも一新。
黒を基調とした落ち着いたオシャレな雰囲気のホール。スタンディングで500人の収容が可能。
コインロッカーも黒で統一されオシャレ。
喫煙ルーム
喫煙ルームからも客席・ステージを見れるように設計されてた。
今後は、これまでの出演アーティストをブッキングし「バナナホール復活記念ライブ」も開催予定という。
大阪の「聖地」として今後も「バナナホール」に注目したいと思う。
バナナホール公式ホームページ
http://www.banana-hall.com/