コーキングをプロ並みに仕上げる方法
※コーキングとは?
建築物において、気密性や防水性のために施工される隙間を目地材などで充填すること。また、その材料であるパテなどを充填材・コーキング材・コーキング剤を単にコーキングと呼称場合がある。
「コーキングってどうやってするの?」「素人でもできるの?」と、よく聞きます。
コーキングの施工自体は非常に簡単で、DIYで十分に施工をすることができます。
コーキング材の選び方やマスキングテープの張り方など、ポイントがいくつかあります。
コーキングのやり方
今回は、DIYで施工をすることが多い、お風呂のコーキングについてお教えします。
1.まず古くなったお風呂のコーキングを剥がす。
カッターで切り込みを入れたら指でコーキングを剥がします。
2.この時、細かい削りカスも綺麗にを撤去します。
綺麗に取れていないと空間が出来てしまい上にできない場合がありますので注意を。
3.コーキングを剥がしたら周囲にマスキングテープを張ります。
マスキングテープはコーキングをする箇所から1mm〜2mmほど離して施工をすると、マスキングテープを剥がした時に、綺麗に仕上がります。
マスキングテープの張り方で仕上がりが決まるので、隙間がでないように確認をしながら慎重に貼ることがポイントです。
4.マスキングテープを貼ったら、コーキングを充填します。
5.コーキングを充填したらヘラでコーキングを均します。
6.コーキングをヘラで均したらマスキングテープを剥がして作業完了です。
この時乾燥しないうちに、そっと剥がして下さい。
大体のコーキング材はお風呂の場合、8時間ほどで通常通り使用するまで乾燥するでしょう。
コーキングの種類と選び方
施工箇所によって使用するコーキング材が異なります。
例えば、お風呂やキッチンなどの水まわりでは、撥水性に優れたシリコン系のコーキング材を使用し、外壁ではコーキングの上から塗装ができる変成シリコン系のコーキング材を使用します。
それでは、一般的にDIYで使用されるコーキングの種類と特徴について解説します。
シリコン系
シリコン系は撥水性に優れていることから、主に水まわりで使用されているコーキング材です。
変成シリコン系
変成シリコン系は水まわり、外壁共に使用できる万能なコーキング材です。
外壁の目地材や窓サッシのコーキングなど、塗装をする外壁に使用するのが一般的です。
ウレタン系
ウレタン系は柔らく伸縮性に優れた皮膜を形成するために、モルタル外壁のひび割れ補修やコンクリートなどのひび割れ補修といった、”ひび割れ補修”に使用されるのが一般的です。
ただし、紫外線に弱く、耐久性が弱いために、コーキングの上から必ず塗装をする必要があります。
アクリル系
アクリル系は以前は外壁の目地材として使用されていました。
しかし、変性シリコン系、ウレタン系が普及してからはほとんど外壁で使用されることは無くなりました。
現在では壁紙・クロスの接着剤や内装の目地材として使用されるのが一般的です。
マスキングテープの選び方
マスキングテープは施工箇所に応じて、”幅”と”粘着性”を考慮して選ぶことが重要です。
例えば、お風呂や洗面台などの狭い箇所には幅が狭く、粘着性が低いマスキングテープを使用しましょう。
外壁のコーキングでは幅が広く、粘着性が高いマスキングテープを使用します。
このようにマスキングテープはコーキングの施工箇所に応じて適切なものを選ぶことが重要です。
これで、あなたもコーキングのプロ!素敵なDIYライフを楽しんでくださいね♪