永瀬正敏×セックス・ピストルズ
映画『パンク侍、斬られて候』
俳優の永瀬正敏が、綾野剛主演の映画『パンク侍、斬られて候』(6月30日公開)に出演していることが8日、わかった。ビジュアルや特報映像が解禁される度に誰が演じているのか注目されてきた、将軍の格好をした猿・大臼延珍(デウス ノブウズ)役。特殊メイクを施したビジュアルが解禁された。
同作は、町田康氏の小説を実写化。脚本はNHKの連続テレビ小説『あまちゃん』や、2019年の大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』を手がける宮藤官九郎氏、監督は『爆裂都市 BURST CITY』(82年)、『シャニダールの花』(13年)などの石井岳龍氏が担当。綾野は、“超人的剣客”にして“テキトーなプータロー侍”の主人公・掛十之進を演じ、北川景子、東出昌大、染谷将太、浅野忠信らが共演する。
石井監督作品への出演は4回目となる永瀬は「呼んでいただける度にとてもうれしいです。今回は町田康さんの原作ですし、世の中驚いちゃうんじゃないですかね。カテゴライズできない映画。ニューシネマができるんだと思います」と自信あふれるコメント。
【メイクアップアーティストJIRO】
特殊メイクは、「TVチャンピオン特殊メイク王選手権」で二連覇、「Make-up Artist Magazine」の「世界の注目アーティスト10人」に選出された特殊メイクアップアーティストのカリスマJIRO氏が手がけた。
『ELECTRIC DRAGON 80000V』(2000)、『五条霊戦記//GOJOE』(2000)、『蜜のあわれ』(2016)に続き石井監督と4度目のタッグになるという永瀬は、「呼んでいただける度にとても嬉しいです。今回は町田康さんの原作ですし、世の中驚いちゃうんじゃないですかね。カテゴライズできない映画。ニューシネマができるんだと思います」と喜びのコメント。一方、石井監督の「(大臼役をやるなら)彼しかいない。圧倒的な存在感と演技力で作品の世界観の背骨となる」という言葉からは、永瀬に対するアツい信頼がうかがえる。
主題歌には英パンクバンド、セックス・ピストルズの代表曲「アナーキー・イン・ザ・U.K.」が決定。日本映画の主題歌にセックス・ピストルズの楽曲が公式に使用されるのは今回が初となる。
芥川賞作家、町田康の同名小説を綾野剛主演、宮藤官九郎脚本、石井岳龍監督のタッグで映画化する『パンク侍、斬られて候』(6月30日公開)の主題歌が、イギリスの伝説的バンド、セックス・ピストルズの「アナーキー・イン・ザ・U.K.」に決定した。日本映画の主題歌にセックス・ピストルズの楽曲が公式に使用されるのは今回が初。
【石井岳龍監督】
江戸時代に生きる超人的刺客にして、自ら蒔いた種で生まれる大惨事に七転八倒する掛十之進(綾野)を主人公にした本作。先ごろ公開された特報など、そのぶっ飛んだ世界観が目を引くが、主題歌には伝説的UKロックが起用されることに。1970年半ばに発表されて以来、語り継がれてきた名曲の起用について、石井監督は「今回はこれしかない。あなーきー・いんざ・行(ゆ)けー!!」と楽曲タイトルをなぞるユニークなコメントを寄稿している。