「ウル・ライカ」は、1914年に誕生した世界初の35mm判カメラ。今日まで一般的に使われている“カメラのフィルム”は、元々映画で使用される35mmフィルムを写真用に転用したのが始まりで、「ウル・ライカ」が、その始まりだと言われている(後に改良を加え、実際に市販されたのが1925年に登場したライカI A)。
『ライカS Edition 100』は、「ウル・ライカ」生誕100周年を記念して発表された特別エディション。中判デジタル一眼レフカメラ「ライカS」のボディに、交換レンズが2本、これらをリモワ製スーツケースに収めたセットは、高級感溢れる仕様となった。
レンズは、標準焦点距離レンズとして様々な写真撮影環境に理想的な「ライカ ズマリットS f2.5/70mm ASPH.CS」と、35mm判換算で24mm相当の画角で、特に建築物や風景の写真撮影に最適な「ライカ エルマリートS f2.8/30mm ASPH.CS」のセット。ライカSのカメラボディとレンズそれぞれに、100周年を記念したロゴが施されている。
アルミ外装の専用リモワ製スーツケースは、非常にコンパクトなサイズ。飛行機の機内持ち込みにも適している。厳しい状況下での撮影時に、カメラやレンズをケースに収めていれば安心だ。
発売は3月を予定。ライカストアおよびブティックで販売されるとのこと。
また、発売価格は未定となっているが、ボディとして採用されているライカS(2012年発売)の希望小売価格は、2,520,000円なのでそれ以上の高値がつくことが予想される。
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