北浜のオフィスビルが立ち並ぶ一角に佇む「高岡福信(たかおかふくのぶ)」は、寛永元年の創業から続く由緒正しい御菓子司だ。市内で最も古い歴史を誇る同店は、先祖が豊臣家の御膳番として仕えていた時代から始まり、現在は17代目の店主が暖簾を守っている。四季折々の生菓子から名物である『酒饅頭』や『鶏卵素麺』『手焼きカステーラ君が代』など数え切れないほどの商品を取り揃えている。店に並ぶ菓子は素朴ながらも、昔ながらの製法でひとつひとつ手作りで伝統の味を伝えている。
▼和菓子特集『ときを越えて愛され続ける 老舗の味を手土産に』