かつて日本には、親から子へと代々受け継がれた古い家具を、とても大事にする習慣があった。
壊れたら修理し、傷の一つ一つも思い出として残す。
このように大切に受け継がれてきた家具は、その家の伝統を過去から現在、そして未来へと伝えていく。
この思いがあったからこそ、何世代にも渡り良質な家具が色褪せることなく現役で活躍していたのだろう。
今回紹介する「funny furniture」は、そんな失われつつある古き良き時代の伝統を守り続けている。
ショップの奥や自社工場で、職人が昔ながらに手間をかけ、思い入れのある家具のひとつひとつを手作業でリメイクし販売している。
また同店ではリメイクのみならず、オーダーメイドファニチャーも受けており、自分だけの家具を手にすることもできる。
そんな職人達に支えられた「funny furniture」の店長・藤木敬弘さんにアンティーク家具の持つ魅力について語ってもらった。
「アンティーク家具と言うと、ヨーロッパやアメリカを想像されがちですが、日本のアンティーク家具もそれに勝るとも劣らないんです。
そういう自分も元々は洋家具派だったんですが、大正ロマン溢れる古き良き時代の家具に魅せられてこの店を始めたんです」
店内にところ狭しと置かれた家具のどれもこれもが心のこもったものばかり。
お店に足を運び、ベルトコンベア製にはない木のぬくもり、味わいを確かめてみてはどうだろうか。またリペアも破損具合によるが、最短で1時間、長くて10日間程度で可能です。
一度お店に足を運んでみてはいかがでしょうか、古き良き時代の日本の一部が垣間見られます。