ジャヌツダウスの採取地は、モンゴルの首都ウランバートルから1200km西に離れた、ロシア国境に近いにあるオブス県オブスノール盆地。2003年には世界遺産にも登録された大自然がそのまま残った雄大な場所として知られる。モンゴルでは、オブスノール盆地の岩塩鉱床で摂れる岩塩のことをジャヌツダウスと呼ぶ。「ジャヌツ」は「健康の神様」、「ダウス」は「塩」という意味があり、特別な塩と珍重されている。
特別な塩として重宝されている最大の点は、ミネラルバランスと食感の絶妙なバランス。肉料理・野菜料理ともに、素材本来の味を引き立てるまろやかな味わいが満喫できる。特に食材の品質にこだわる飲食店で、料理の和洋を問わず高い評価と信頼を得ている逸品だ。
ジャヌツダウスの効用は料理だけではない。胃腸の調子が悪いときはお茶に入れて飲んだり、肌に湿疹やニキビができた場合はお湯に溶かして患部に塗ると、炎症が抑えられる。ITと情報を核に日本とモンゴルをつなぐ事業を展開しているモンゴル商事では、「大自然モンゴルの塩ジャムツダウス」の商品名で卸販売しており、粉状・ミル用100グラム/1キロ、かち割り350グラム/15キロ、かたまり500グラム/1キロ〜の商品を取り揃えている。