ジミオ:こんばんわ…
ハナガタ:どうしたんだいジミオ君、暗い顔をして。
ジミオ:この間雪が降ったじゃないですか…それで塗れた靴を置いていたら朝には白いカビが生えちゃって…。
ハナガタ:ジミオ君、
それ塩だよ。
ジミオ:え?
ハナガタ:まあ実際に見てみないことにはわからないけれど…、翌朝でしょ?多分革の塩分が雨で革の表面に浮いてきちゃってるんだよ。
ジミオ:ホントですか!?マスター、その靴直りますかね!?
ハナガタ:塩吹きならシュークリーナーで丁寧に拭いてあげれば大丈夫だよ。
ジミオ:よかったぁ〜。
ハナガタ:さて、一安心したところで今日は
『革靴の手入れ』に関して学ぼうか。
ジミオ:はい!よろしくお願いします!!
靴にも休憩が必要
ハナガタ:ジミオくんちなみに今は何足でローテーションさせてるんだい?
ジミオ:えっ…一足だけ、ですけど…?
ハナガタ:革靴は毎日履くものだけど同じものを毎日履いていると
汗が乾ききらなくて革を痛めてしまったり、ニオイの原因になってしまうんだ。
ジミオ:そうだったんですか…。
ハナガタ:大体汗が乾くには2、3日かかるから出来れば3足くらいでローテーション出来るように買い揃えておくといいね。
ジミオ:そうすれば僕の足も爽やかな香りになりますかね?
ハナガタ:それは知らない。
基本は日々の手入れとダメージ回復
ハナガタ:靴の手入れで
一番大切なのは汚れを落とし、革に栄養を与えること。家に帰ったらシューキーパーをはめて、軽く汚れをブラシで払うだけでもなかり違ってくるんだよ。
ジミオ:えっと、シューキーパーをいれて、ブラシで磨いて…、あれ?クリームはいらないんですか?
ハナガタ:クリームはある程度保持力があるから5回に一回程度で大丈夫だよ。
ジミオ:なるほど、じゃあ三足で回すなら3*5で15だから、2週間に一回くらいでいいんですね。
ハナガタ:そうだね、あまり時間がかかるものでもないから月に二度、履いている靴をまとめて磨くのも楽しいかもしれないね。
雨に濡れた靴には更なるケアが必要
ハナガタ:日々のケアとしてはさっき言った事で十分なんだけど、雨の日はもう一手間加えよう。
ジミオ:革にとって雨は天敵ですもんね。
ハナガタ:そのまま放置しておくと最悪カビが生えてしまうこともあるからね。雨の日はまず靴の表面を軽く拭いたら、シューキーパーではなく新聞紙やティッシュを靴の中に詰めていこう。
ジミオ:こうすることでより水分が乾燥しやすくなるんですね。
ハナガタ:そうだね。そして
乾かすときは風通しのいい日陰に干そう。早く乾燥させようとして日当たりのいい場所に置きがちだけど、そうしてしまうとひび割れの原因になってしまうから注意しなくちゃいけない。
ジミオ:急速に水分が抜けると余計にダメージがかかってしまうんですね。
ハナガタ:十分に乾いたら乳化性のクリームを塗って革に栄養を与えてあげよう。
ハナガタ:だいたいこんなところかな。ちゃんとした革靴っていうのは大切に履いてあげれば10年以上履き続けられるものなんだ。
愛着をもってしっかり手入れをしてあげよう。
ジミオ:はい!折角選んだものですから長く使いたいですもんね。
ハナガタ:靴というのは
その人を判断する要因にもなるんだ。丁寧に手入れされている靴を見ればきっと評価も上がってくるかもしれないね。
まとめ
・革靴の天敵は汚れと水分
・革靴はとてもデリケート。日々のケアを大切に!
・オシャレは足元から。足元で全体の雰囲気が決まります。