最も権威のあるイタリアワインのガイドブックとして知られる「ヴィーニ・ディタリア」を出版しているガンベロロッソ主催のイタリアワイン試飲会
「トップイタリアンワインロードショー」が2016年11月14日に大阪で行われました。
大阪では2年ぶりの開催となる今回は、酒類販売店やレストランなどの飲食店、またメディア関係者向けに開催。インライフ編集部も出席してきましたので、会場の様子をレポートしたいと思います。
会場である日航ホテル5F・鶴の間へ到着すると、すでに会場内には多くの人で溢れていました。
開場してしばらくするとオープニングセレモニーが行われ、まずはガンベロロッソCEOであるルイジ・サレルノ氏が挨拶。
「イタリアにとって日本はイタリアワインや料理をとても愛してくれている、とても大切な国である。そんな国でこうして試飲会を何度も開催できて光栄です」とまずは感謝の言葉を語られました。
続いて「イタリアワインガイド」の編集長であるマルコ・サベリコ氏、そして海外版の担当編集者であるロレンツォ・ルゲッリ氏らが挨拶。
イタリアワインを愛する、全世界のイタリアンレストランを紹介するガイド本を製作中とのことで、そのリストの中には日本の店舗も含まれているとのこと。
そんな「イタリアワインガイド」が選ぶ関西のイタリアンレストランを、ワインの品揃え数部門やワインにかかせないイタリアンピザ部門、そして最も優れているイタリアンレストランとして総合部門、それぞれの発表が行われました。
総合部門を受賞されたのは、リッツ・カールトン大阪内に店舗を構える「スプレンディード」料理長のオリアナ・ティラバッシ氏(写真右から2番目)。
イタリア料理のシェフとして数々の賞を受賞してきた彼女から語られた
「日本人はイタリア人よりもイタリアンを作るのが上手」という言葉に会場からは拍手が送られ、日本とイタリアンの繋がりを強く感じる場面となりました。
また今回受賞した方々が全員女性であるということも、イタリアン界の新しい流れを感じる結果となったのではないでしょうか。
オープニングセレモニーが終わると、会場では本格的に試飲会がはじまります。
参加者は会場に集まった
67社250種類以上のイタリアワインを香りや味わい、ぶどう品種やラベルなど各々の目線で楽しんでいました。
さらに会場内では「イタリアワインガイド」のお二方が上級者向けのセミナーを開かれ、よりイタリアンワインに関する見識を広めていました。
来場した参加者もディーラーもイベントが終了する頃にはほろ酔いとなり、言葉の壁を超え多くの方々が、手を取り合ってイタリアワインとイタリア料理界を盛り上げるための繋がりを手にした1日となったことでしょう。
ワインを愛する飲食店経営者の方などは、次回また開催された際にはぜひ参加されてはいかがでしょうか。
ガンベロロッソについて
ガンベロロッソは、イタリア料理とワインの世界を牽引するマルチメディアブランドでその歴史は30年以上に渡る。
1986年に新聞の折込みとして第1歩を踏み出し、その翌年には格付けワインガイド、『ヴィーニ・ディタリア(Vini d’Italia)』の初版を出版。その後数多くのガイドブックや本を出版してきました。
2015年には上場し、ガンベロロッソ株式会社となりました。また1990年から開始した世界各国でのワインの試飲会は、年に40箇所以上で行われています。