マイ ナースは、日本経済を救えるか
さる2016年4月24日、民意を探る地方選挙、ゲス不倫の煽りを受けた宮崎謙介氏辞任の衆院京都3区、北海道5区補欠選投票がありました。
今夏にも行われるのではないかといわれている衆参ダブル選挙。憲法改正が争点になるかは微妙ですが、明らかに争点の一つになるのは、2017年4月からの
消費税率再アップでしょう。
さまざまな憶測が飛び交う中、なんとなく先送りされるような感じですが、日本銀行は2016年2月16日、金融政策として「マイナス金利」を導入しました。
今回はこの
「マイナス金利」をクローズアップします。
銀行使用料をいただきます
金利とは、満期まで適用される固定金利と途中で変動するかもしれない変動金利がありますが、資金の使用料もしくは賃借料です。
単純にいいますと、通常、私たちは銀行にお金を預けると定期的にその預金額に応じて利子を受け取るワケですが、マイナス金利は逆に、その分を私たちが支払わなければならないということです。
もちろん今すぐ私たちがそういうことではなく、今回は民間銀行と日本銀行の一部の取引に適応されるのみです。とはいえデメリットしか感じませんが、当然ながら借りる時の金利にも影響し住宅ローンなどの借り換え需要が伸びつつあり、少なからずとも私たちの暮らしにも影響をもたらしてきています。
それでは、なぜ「マイナス金利」が景気回復につながるのでしょうか。
マイナスは仕方ないなっす
バブル崩壊以来、不景気がつづき、低金利時代に突入して久しいですが、2008年リーマンショックから金融政策としてゼロ金利政策を導入。もうこれ以上、金利は下げられないと考えられてきましたが、黒田日銀総裁のサプライズ、日本初の「マイナス金利」が導入されました。
欧州では、2012年7月、政策金利で初めてデンマーク国立銀行がマイナス金利に移行して以来、マイナス金利が定着しつつあるそうです。
今まで日本でも、量的と質的にさまざまな金融緩和政策が行われてきました。しかし思ったほど、お金が社会に出回らない。大手を含め銀行は、緩和によって資金が増えましたが、不安定な投資をするよりも低金利ながら安定したところにその資金を回しました。
その一つが日本銀行への預金でした。乱暴な言い方をすれば、銀行は緩和によってもたらされた資金を日銀に預金するだけで利益を得ているわけです。そこで日本銀行は、民間銀行の日銀当座預金にある超過準備に対し、-0.1%というマイナス金利を課すことによって、市場により多くのお金が流れていくようにしたわけです。
金は天下の回りもの、市場に流れていったお金が有効活用され早く景気がよくなるといいですね。
さいごに
金利は英語ではinterestで、興味と同じなんですね。確かに金利に興味はありますが、あからさまですね(笑)
お金は経済の血液だとよく言われます。早く血行がよくなり、日本経済が元気に、日本のみんなが笑顔になってほしいと思う今日この頃です。
追伸
この度、熊本地震で被災された方々に、心からお見舞いを申し上げます。
みなさんが、いち早く日常に戻れることをお祈りいたします。