上司に「ジャストアイデア!」って褒められた?
「ジャスト」=ぴったり?ちょうど?
こないだ、会社の企画会議があり、足りない頭ながらもいろいろと提案を携えていざ出陣!
会議は盛り上がり、その中盤にさしかかり、私が発表する番になりました。そして、なんとか問題なく発表を終えた。
そこで、上司から一言、「うん、それはジャストアイデアやな!」。
私の頭の中では、福澤朗が「ジャストミートッ!」って叫んでいた。
そして、上司の笑顔に笑顔で応える。周りのみんなも笑顔だ。
その後も会議が続いたのだが、私の企画には触れるもなく終了した。
私の頭の中の福澤朗はもういない。ただ、「?」が踊るばかり。
自分のデスクに戻り、ブラウザを起ち上げる。
「ジャストアイデア」と打ち込み検索・・・
「ジャスト」には「ただの」という意味が。
「ジャストアイデア」は正確に言うと「Just an idea」で、単なる「思いつき」や「ふと頭に浮かんだこと」の意味になるそうです。「ジャスト」は「まさに」とか「ちょうど」という意味ではなく、「ただの」という意味もあるらしいです。
「just a little」=「ほんの少し」と考えると、なんとなくその意味合いが見えてくる気がします。
がしかし、
「just a moment!」ちょっと待ってくれ!
あの笑顔はなんだったんだ〜失笑か嘲笑か
アイデアマンへの道は厳しいものだなと痛感しました。
逆に、ちょっとした意見を言うとき、
「ジャストアイデアなのですが・・・」と前置きに使うとちょっとシャレて、できるビジネスマンを気取ることできます。
言われる前に言ってしまえば、何も恥ずかしいことではないということですね。日本人の美徳の謙遜にもなりますし。
他の「ジャスト」を使った用語。
また関係はないですが、「ジャスト」を使用するビジネス用語には「ジャストインタイム」というのがあります。
必要なものを必要なときに必要な分だけ生産するというシステムで、トヨタ自動車が取り入れ、日本や世界に広めていった工場生産方式だそうです。
これを英訳すると「just on time」が正しいのですが、誤りである「ジャストインタイム」が普及して固有名詞となっていて、頭文字を取って「jit」(ジット)と略されているようです。
さいごに
物事を企画するには、まず「ジャストアイデア」が必要ですが、それを煮詰めていってグッドアイデアに変える必要があります。
その頭、腕を磨き、「ジャストインタイム」に企画を提案できるアイデアマンを目指し精進していきます。