確固たる原因?「キャピタル・ゲイン」?
値上がって得られる売却利益「キャピタル・ゲイン」
最近の経済ニュースを賑わしています、中国の株安による世界同時株安。
株を所有している方々は、さぞや、戦々恐々でしょう。そこで、「キャピタル・ゲイン」という用語を調査してみました。
おのおの、「キャピタル」は「首都・資本・大文字」、「ゲイン」は「利益・増加」と訳されますが、「キャピタル・ゲイン」は、株や債権、土地など資産を売却したときに得られる、買値と売値の値上がり分としての利益をいいます。一方、買値よりも売値があがればよいのですが、買値より売値が下がった場合は損失となり、「キャピタル・ロス」といいます。
不動産を例にしていうと、ある物件を1,000万円で買います。それをだれかに、1,500万円で売ります。その差額の500万円が利益となります。もちろん諸経費がかかってくるので、そのまま懐に入るわけではないですが、単純に「キャピタル・ゲイン」は、その利益を指します。
保有しているだけで得られる利益「インカム・ゲイン」
「キャピタル・ゲイン」とは別に、資産にかかわる利益には、「インカム・ゲイン」があります。「インカム・ゲイン」は、資産を持つことによって得られる利益をいいます。株の配当であったり、債券の利子などです。
先ほどと同様に、不動産で例えると、ある物件を1,000万円で買います。それを月々10万円で貸します。この家賃収入が「インカム・ゲイン」です。
ちなみに、「キャピタル・ゲイン」、「インカム・ゲイン」、どちらも所得にあたりますので課税対象です。
「キャピタル・ゲイン」ですと、15%の所得税と5%の住民税が課税されます。ただし、2013年1月1日から2037年12月31日までの25年間は、復興特別所得税として所得税額に2.1%を乗じた金額が上乗せされ、15.315%の所得税および復興特別所得税となっています。
想定上の利益「含み益」
また、実際の収入や損失とは違い、持っている資産が買値よりも上がっていて、仮に売却すれば得られる利益を「含み益」といいます。もちろん、これも逆に買値より下がっていて、売却により損失を被る場合は。その損失を「含み損」といいます。
しかし、あくまでも売却すればの話ですので、「捕らぬ狸の皮算用」にならないようにご注意を!
さいごに
わたしは持ってはいませんが(笑)、株式は、わたしたちの生きる資本主義経済を支えています。経済のようにアップダウンはするのでしょうが、わたしも、ひとりの人間としてちょっとずつでもステップアップしていけたらと思います。そして、自ら「ゲイン」し、周り人々にも「ゲイン」のお裾分けをできたらと思っています。