リスケ?リスク?たすけ?
「ちょっと進捗状況がよくないので、リスケします」など、最近というわけではなく、むしろ定着しつつあるコトバ「リスケ」。
何気なく使ってはいますが、今回は「リスケ」の持つ意味をもう少し掘り下げてみましょう。
再度スケジュールを組み直すことだが
「リスケ」は英語で、リスケジュール(reschedule)の略です。意味はそのままスケジュールを組み直すことですが、業種によっては多少のニュアンスが違ってくるようです。元々、金融業界では使われていた用語で、最近ニュースを賑わせた「デフォルト」と仲間で、債務の返済条件の変更することを表します。ただ、「デフォルト」と違い、債務放棄を伴わない減額や、債務返済を繰り延べることとして使われていました。
最近では一般的に
とはいえ、最近は再びスケジュールを組み直すことの意味で使用されることが多く、より多くのビジネスの場で使われています。また、「リスケ」の他にスケジュール関連で使用される用語にある「ペンディング(pending)」。もちろんこれも英語で、原義の「ぶら下がり、宙ぶらりん」から比喩的に「未決の」といったことを表すようになりました。しかし、日本では「保留」や「先送り」というような意味合いで使われていることも多いようです。ただ、先に述べたように以前より金融業界で使用されていた意味も含まれていますので、使用するシチュエーションにはちょっと気遣いは必要かもしれません。
さいごに
いい意味でも悪い意味でも世の中うまくいかないことばかりです。そう言った意味では人生常に「リスケ」の連続です。「ペンディング」では先に進めませんね。スマートかつ臨機応変に対応できる「リスケ」能力は、ビジネスの、いや人生の「たすけ」になるでしょう。そんな能力を身につけたい今日この頃です。