第39回目となる今回は、アニメの放送も開始された『週刊少年ジャンプ』で連載していた作品
『ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない』の主人公、東方仗助(ひがしかた じょうすけ)から学んでいきたいと思います。
【漫画のあらすじ】
主人公はM県S市杜王町に暮らしている、特徴的なリーゼントヘアに改造学ランを身に着ける高校1年生・東方仗助。
この杜王町にはある男が用いた「弓と矢」によって特殊な能力を持つ「スタンド使い」が増え始めていました。仗助は祖父をそのスタンド使いにより殺害され、それを機に母親とそしてこの町を守ることを決意します。
そんな町に女性を狙う殺人鬼・吉良吉影が現れ、町を守るため数々の仲間たちと共に動き出す。
不良のような見た目ですが明るく仲間思いな性格で、正義感も強い主人公、東方仗助から男前を学びたいと思います!
「おれがこの町とおふくろを守りますよ」
○オトコマエポイント
あらすじでも書きましたが、町の警察官である仗助の祖父が過去に捕まえた殺人鬼・アンジェロの手によって殺害されてしまいます。仗助のスタンド能力である「クレイジーダイヤモンド」は、"壊れた物体や負傷した生物を元通りに修復する能力"なのですが、生物を蘇生させることは不可能でした。これはそんな「死」に直面し、この町の恐怖に立ち向かう決意のシーンです。
警察官として町を守っていた祖父に代わり、自らが町を守ると誓うその姿勢はかなり"オトコマエ"ですね。そして言うだけでなく、何度も危険にさらされながらも行動する姿は見習うべき人物像です。
「『なにも死ぬこたあねー』さっきはそー思っただけだよ」
○オトコマエポイント
後に親友となる虹村 億泰が仗助と敵対し戦闘した際に、仗助の能力で傷を治した際の一言。
助けた理由を質問されるも「特に理由はない」とさらっと答える感じもたまりませんが、どれだけ戦って自身の命が危ぶまれたとしても「死ぬことはない」と敵に対して考えられる仗助の優しさは"オトコマエ"なポイントではないでしょうか。
「生きてんならよォ〜〜さっさと目を覚ませ〜〜コラァ〜〜ッ!!」
○オトコマエポイント
物語終盤、宿敵である吉良吉影の能力「キラークイーン」の爆弾、そして猫草による空気弾で致命傷を負った億泰。絶望の中、吉良に向かっていくもピンチとなった時に、再び息を吹き返した億泰が仗助を助けてくれた時のワンシーン。
照れ隠しのように、暴言を放ちながら涙を流すほど生きていたことに対して安堵する姿は、感動せずにはいられません。冒頭で祖父を亡くし、「命」の大切さと失った時の悲しさを十二分に知っている仗助だからこその涙ではないでしょうか。仗助のように、友の生死に心の底から一喜一憂できる熱さは"オトコマエ"の条件のひとつに違いありません。
まとめ
仗助は、このようにとても正義感と心に熱を持った主人公です。「命」を賭けた戦いの中で、仲間だけでなく敵に対しても優しさを見せる一面もあります。
髪型に対して侮辱されるとキレてしまう点は、まだまだ高校生という感じですが、それを差し置いても非常に男らしい人物ではないでしょうか。
彼が町を守るように、少なくとも「目の届く範囲の幸せ」を守ろうと行動することは"オトコマエ"への一歩として、見習うべきポイントです。