今でこそインターネットで買い物が出来るのは当たり前となりましたが、大手インターネットショップAmazonが立ち上がったのは約20年前。
当時は画期的な方法とされ注目を浴びました。
その後もユーザーが便利に使えるようなアップデートを繰り返し、今では売上高が7兆円を超えるほどに。
そのAmazonを立ち上げ、今なお成長させ続けているCEO
『ジェフ・ベゾス』さんから仕事術を学んでいきます!
生い立ち
ベゾス氏は幼い頃から、理系の頭脳を持っていました。
弟妹を自分の部屋に入れないように電気アラームを設置したり、理科の実習のために両親の車庫を実験室に改造したりと、なかなかヤンチャな面も。
気になり始めたら、真っ直ぐに進み、とことん追求する性格だったベゾス氏。
高校時代にコンピューターに興味を持ち始め、物理学を専攻するために入学していた大学でも、計算機科学と電気工学の分野に専攻を変更して、それらの学士号を取得するに至りました。
大学卒業後にIT関連の仕事をしていましたが、「World Wide Web(HPのURLに入っているwwwの正式名称)」の利用率が増加している事に気付き、1994年に退社。「Amazon.com」の前身となる「Cadabra.com」を開業します。
それから約3年でAmazon.comとして株式公開を果たし、
インターネット・バブルの成功者の一人となりました。
幼い頃から様々な事に興味を示し、常に周りからの情報収集を怠らなかった事で、今日のAmazonがあるのでしょう。先見の明はさることながら、こういったチャンスに気付けるように日頃から物事を考えておかなければなりませんね。
書店や小売店の再発明
ベゾス氏は様々なアイディアでAmazonを成長させてきました。
ユーザーにオススメの本などを探してくれたり、翌日配達を徹底したりとシステムから商品の輸送に関する事まで幅広く指揮を取っています。
中でも「電子書籍キンドル」はこれまでの書店のあり方を大きく変えてしまうほどの物でした。
これまで大型書店に足を運ばなければ探す事も出来なかった本でも、キンドルを使えばその場で欲しい本を手に入れることが出来ます。
このようにAmazonを使えば、本だけでなく家電やDVDなどが全てその場で購入できるようになった事から、ベゾス氏は書店や小売販売のあり方を再開発したと言われています。
他にもベゾス氏のアイディアはユニークで、日本にはまだ導入されていませんが、「ダッシュボタン」というサービスは、片手に収まるほどの機械で、ボタンを押せば各端末に合わせた日用品が注文されるというシステム。
商品の種類は、ジュースやトイレットペーパーから化粧品まで様々です。
自宅のwi-fiを使って個数などを設定でき、いつも飲むジュースが無くなりそうになったらボタンを押すだけで注文が完了、翌日には届きます。
この「ダッシュボタン」、早く日本でもサービス開始してほしいですね・・・。
「Think Big」という思想
ベゾス氏は社訓として「Think Big」という言葉を掲げており、それを社員に徹底しています。
意味は
『野望を抱く、大きな事を考える』だそうです。
「大胆な発想を持ち、アイディアが浮かんだら不可能かどうか考える前にすばやく試す、上手くいったら大きく実行する。」その考えを社員1人1人が持っていれば世界の仕組みを変える事だって出来るとベゾス氏は考えています。
常に先頭を走り、自ら考え、ユーザーの為に会社を成長させる。
こういった考えはまさにリーダーシップと呼べるのではないでしょうか。
いかがでしたか?
「自分にはこれくらいで十分だ」と考えるのではなく、「自分には大きな野望があるから、それを実現するには、まずこれくらいのことから始めよう」と視野を広げていく事で、後の大きな成功に繋がるのではないでしょうか?