どうも、編集部ハマサキです。
先日友人と宅飲みをし、鍋をつついていたんですが買い込み過ぎたのか、ビールが余ってしまいました。
また後日に取っておいてもいいんですが、冷蔵庫もパンパンだったのでそのまま消費することに。
ただ前日に散々飲んだので、今回はビールを
「調味料」として料理に使ってみようと思います。
※ヤッホーブルーイングの広告記事ではありません
今回調理に使うのは
「TOKYO BLACK」と
「よなよなエール」。
どちらも日本のクラフトビールで、「TOKYO BLACK」の方はローストした麦の香りと独特な甘み、ホップの苦味と香味が調和した飲みごたえのある黒ビール。
「よなよなエール」は、マイルドな苦味とフルーティな甘い香りのあるエールビール。
どちらも日本のクラフトビールメーカー
「ヤッホーブルーイング」さんのビールです。
この度は残してしまって申し訳ありません…。
どれも美味しいのでガンガン飲んでいきましょうね!!
黒ビールを使った「炊き込みご飯」
まず一品目は
「黒ビールの炊き込みご飯」です。
このレシピは水を一切使わずに、ビールだけでお米を炊き上げていくというなんとも変わった作り方。
頭がおかしくなったワケではありませんので安心してください。
【材料(2人分)】
黒ビール:1缶(350ml)
米:2合
鶏むねにく:1枚(100g程度のもの)
ヤングコーン:1パック
スナップえんどう:1パック
顆粒だし:小さじ1
塩:小さじ1
雑な感じでも多分大丈夫
早速作っていきます。
材料は前述しましたが、好みに合わせて変更しちゃってかまいません。
というかスナップえんどうは、普通の枝豆がたまたま売り切れてたので代用として買ったので、多分普通の枝豆つかった方がホクホクしておいしそうな気がします。
ビールもハーフ&ハーフとかでいいと思いますが、少なくとも
黒ビール要素あった方がコクが出て美味しいです。
米は無洗米の場合そのままでいいんですが、
普通の米を使用する場合は一旦研いで水に付けたあと、20分ほどザルにあげて水を切っておきましょう。
こうすることで余分な水分が落ちて、よりビールの味わいが米に浸透してくれます。
水切りが終わったら材料をセット。
ヤングコーンは1センチ幅に切り、スナップえんどうはヘタや筋をとっておきます。
鶏肉は先に切って入れてもいいです、今回は面倒なのでそのまま入れました。
塩、顆粒だしを入れたら
黒ビールをザバーっと投入。
炊飯ジャーの中で炭酸がシュワシュワいってんのは
控えめに言って異様な光景ですね。
実はぶっつけ本番で作ってるのでこの時かなり心配になってます。
スペアリブのビール煮込み
ご飯が炊き上がるまでの時間で2品目を作っていきましょう。
今回はスペアリブを使いますが、元々のレシピは牛肉を使う、ベルギーの
「カルボナード」といわれる伝統的な料理。
ビールで煮ると肉が柔らかくなり、独特の風味に仕上がります。
【材料(2人分)】
スペアリブ:4本
ビール:1本(350ml)
トマト缶:1缶
玉ねぎ:1個
バター:20g
コンソメ:5g
ローリエ:2枚
塩:小さじ1
こしょう:小さじ1
薄力粉:適量
まずはスペアリブに塩、胡椒、薄力粉をまぶして下味をつけていきます。
少しなじませてからスペアリブに軽く焼き目が付く程度に火を入れていきましょう。
薄力粉をまぶすことで焼き目がカリっと仕上がり、うまみを逃さないようにしてくれます。
軽く焼き目が付いたら肉を取り出し、薄くスライスした玉ねぎをバターで炒めていきます。
面倒くさかったらくし切りとか賽の目とかでもいいです。
スペアリブからでた油とバターの香りが食欲をそそります。
玉ねぎがくったりになってきたら、肉を戻してトマト缶など他の材料を投入。
やはりビールを鍋に入れるというのは違和感を禁じえませんが、美味しくなることを祈りましょう。
あとは30分〜1時間程度煮込むだけ。
ジャガイモとかも一緒に煮込むとトロみが出ていいかもしれません。
玉ねぎが炒まるのに少し時間がかかったので
同時に作る場合こちらを先に作ったほうがスムーズだったと少し後悔しました。
今回圧力鍋を使っているんですが、一応注意点といいますか
蓋を閉めるのは炭酸が抜けきってからにしましょう。
すぐに蓋を閉めようとしたところ
今までにないペースで圧力ピンがあがり、蒸気の勢いがヤバかったのでめちゃくちゃ不安になって、とりあえずマッハで火を止めて一度ピンが下がるのを待ちました。
ピンが下がるのも気持ち時間がかかったように思いますし、一度フタを開けて煮込み、炭酸を飛ばしてから再度加圧したときはいつも通りだったので、多分最初に弱火で炭酸が抜けるのを待ちつつ煮込んだほうがいいと思います。
完成、実食
そんなこんなしてるうちにご飯が炊きあがりました。
ジャーを開けた瞬間、
黒ビールの香りがブワッと広がって面白い。
水切りが甘かったのかビールが350mlでは少しだけ多かったのか少し米が柔らかめになってしまいました。
一口くらい自分で飲んでいてもよかったかもしれません、
「TOKYO BLACK」おいしいですよ。
鶏肉をキッチン鋏で一口大に切り、ざっくり混ぜて10分ほど蒸らしたら完成。
スペアリブの方もいい具合にやわらかくなっています。
というわけで配膳。
炊き込みご飯にはバターと醤油をのせています。
ビール炊き込みご飯とビール煮込みに合わせるのはもちろんビール。
またもやヤッホーブルーイングさんの
「僕ビール、君ビール。」です。
もう完全にステマの勢いなんですけど、ヤッホーブルーイングさんのビールだと「僕ビール、君ビール。」が一番好きです。
フルーツのような甘いアロマ香をホップの苦味がキリッと引き締めてくれます。
うまい。
もちろん今回の料理と相性抜群。
スペアリブは掴めば骨がツルリと抜けるほど柔らかく、
トマトソースの中にビールの苦味を感じる大人の味わいに。
玉ねぎもとろとろになっていていい感じ、シメジとかマッシュルームとかも入れればよかったなと思います。
炊き込みご飯は正直一口目の感想で「ん?」となりましたが、バター醤油をしっかり混ぜて再度口に入れたところ
神の御業みたいに美味しくなりました。
つまりバターは神です。
炊き込みご飯は
黒ビールのコクがハッキリと出ていますね。
これは普通のビールじゃなくて黒ビール使ったほうが絶対いいです。
バター醤油の濃厚さに負けないパンチがあって、より一層深みのある味わいになっています。
どちらもビールの味わいがしっかり残っているので、「ビールは好きだけど、あんまりアルコールは飲めない」という方でも十分楽しめる味だと思います。
炊き込みご飯はおにぎりとかにしても美味しそうなので、お花見でビール片手にビール炊き込みおにぎりを食べてみてはいかがでしょうか。
どちらも結構かんたんに作れる上、材料のアレンジもしやすいので是非皆さんもチャレンジしてみてくださいね。