これまでさまざまなモノを試してきた40代。
ここでは男の格をワンランクあげてくれる、「ホンモノの逸品」を紹介していきます。
第3回目はビジネスマンなら誰もが持っているであろう「革靴」。
今回は革靴の王様とも称される「ジョン・ロブ」の王道モデル「フィリップU」の魅力について解説していきたいと思います。
「John Lobb(ジョン・ロブ)フィリップU」
「フィリップU」はジョン・ロブ製品の中でも「プレステージライン」と呼ばれる上級シリーズに属するモデル。
最大の魅力は「ミュージアムカーフ」と言う革を使用している点。
この革は、全体的な色合いにムラがあるのが特徴で、品のある質感を演出し、革質も柔軟なため着用者にストレスを与えることもありません。
メンテナンスを怠らず、愛情を持って付き合えば色合いも落ち着きますし経年劣化によるひび割れも起こさず長年付き合える革靴となります。
磨き上げた時の質感も、ミュージアムカーフの特徴のひとつ。
適切なメンテナンス方法で仕上げれば、革表面が実にきめ細かいため磨いた後に上品な光沢が生まれ美しさが一層際立ちます。
ジョンロブとは?
ジョンロブは1849年に創業者の「ジョン・ロブ」がイギリスで設立したオーダーメイド専門ブランド。
上品さと高品質を兼ね備え、スタイル性にも優れたジョンロブの革靴は大ヒットし、1866年にはロンドンに「JOHN LOBB LONDON」1902年にはフランス・パリにまで支店を出すほどに成長します。
しかしやがて高級革靴やオーダーメイドの革靴よりも、大量生産された安価な革靴が主流になっていき、ジョン・ロブもまたその流れに飲み込まれ、倒産寸前まで追い込まれてしまいました。
そこに、ファッションブランドの「エルメス」がジョン・ロブを援助。
ロンドン以外の支店は正式にエルメスの傘下に入り「ジョン・ロブ・パリ」として既製品ブランドに、ロンドン本店は、「ジョン・ロブ・ロンドン(ロンドン・ロブ)」として現在もオーダーメイドシューズを作り続けています。
幅広い着こなしを格上げしてくれる
「フィリップU」はジョン・ロブブランドの中でも非常にシンプルなデザインをしており、それ故に幅広いファッションに合わせる事が可能です。
ジョン・ロブは実用靴としての完成度を徹底的に追い求めたブランドだからこそ、他のシューメーカーとは一線を画す圧倒的な品質にたどり着けたのかもしれません。
作り込み、革の質、洗練されたデザイン…、どれを取っても一流の品質を備えた靴好きなら一足は持っておきたいアイテム。
「お洒落は足元から」という格言のように、ファッションは足元次第で決まると言っても過言ではありません。
信頼できる一足を選ぶことは、自分への投資とも言えるでしょう。
仕事で毎日履くビジネスシューズ、どこへ履いていっても恥ずかしくない一足を選んでいますか?